一生で一度は

俺はいつも小網神社に参拝してるが、神社への参拝ってのは神道の教えだ。

これは信仰でもオカルトでもない。

英語で言えばスピリチュアル・メソッドってことかもしれねえが、それも少し違う気がする。

神道ってのは日本人の心。大和魂そのものだ。

今、新しい時代に向けて大きな変化が世界中で起こってるよな。

疫病や災害、厄災や人災を、先が見通せない不安としてみんな受け止めているんじゃねえか。

だが先が見えないなんてずっと同じなんだぜ?

どんな時代だって先なんて見通せなかったんだ。

人類が誕生してから一度として、安定した時代なんて存在しねえんだよ。

日本人はこれまでの歴史のなか、幾度となく混迷の時代にぶち当たった。

俺たちの先祖は幾度となく、それを乗り越え見事な復活と遂げてきたんだ。

そのとき日本人を支えてきたのが、他でもない神道であり、伊勢神宮である。

なにを隠そう、俺はお伊勢さんに一度も行ったことがない。

全国に8万社以上あると言われている神社の中心である伊勢神宮に行ったことがねえんだよ。

伊勢神宮の内宮には天照大神が、外宮には豊受大御神が祀られている。

天照大御神は皇室の先祖神であり、日本の大御神だ。

地域を守る氏神のリーダーである「総氏神」として、日本人すべてを守ってくださる神様だ。

豊受大御神は、衣食住をもたらす産業の守り神として、俺たちの豊かな暮らしを支えてくださっている。

ここにご挨拶しねえってのは、日本人としてあり得ねえよな。

庶民が旅をするようになった江戸時代にはこんな言葉が生まれた。

「一生に一度はお伊勢さん」

伊勢神宮は日本人の心のふるさとであり、誰しもが一度は行きたいと願っていた場所なんだ。

もちろん一番人気の旅行先であり、江戸時代後期では国民の6人に1人が伊勢神宮を訪れたという。

ちなみに現代でも年間1000万人近くが伊勢神宮を訪れる。

これはディズニーランドに次いで全国2位だぜ。

にもかかわらず、俺は行ったことがない。

日本人として恥ずべきことだぜこれは。

みんなは行ったことあるのか?

さすがにそろそろ行かなきゃならねえよな。

来月も旅行あるから10月くらいに考えてみるぜ。

Good luck🐯