気づけば遠くにきちまったが、俺もかつては満員電車に揺られていた時代があった。
そのもっと前は現場で作業着来てヘルメット被って足場組んだりもしてた。
あの頃は何をするのも金を気にしていたし、結婚とか子供とか無理だと思ってたな。
だがきっと、今の若いやつらよりはずいぶん生きやすかったと思う。
今はどんどん物価が上がって、当たり前に買えてたものが買えなくなってるみたいだ。
ニュースを見れば、アメリカの金利がどうだ、地政学リスクがどうだと賢そうな連中が解説しているが
要するに「円の価値が下がり、物価が上がり続けている」というシンプルな現実がそこにある。
日本は30年間、実質賃金が上がらない国だ。
春闘で大企業がベースアップをしたと騒いでも、引かれる税金と社会保険料が増えれば、手取りなんて大して変わらねえ。
インフレのスピードに、勤め人の給料の上昇は到底追いつかない。
そんな状況下で、日本企業に勤めているというだけで安心し、投資もせずに給料だけで生活を続けているとどうなるか。
結論はもう分かってるよな。
貧乏まっしぐらだ。
ただ、明日いきなり家を追い出されるような派手な転落じゃない。そこが一番タチが悪いんだ。
ゆでガエルのように、真綿で首を絞められるように、少しずつ、静かに貧しくなっていく。
最初はちょっとした我慢から始まる。
発泡酒のランクを落とす、昼飯をワンコインにする、週末の外食を控える。
だが、数年も経てばその我慢は「諦め」に変わる。
一番キツいのは、自分じゃなく家族に対する諦めだぜ。
子供が「あれをやりたい」「あの学校に行きたい」と目を輝かせた時、親として「ウチにはお金がないから」と諭さなきゃならなくなる。
俺のオフクロは女手一つで俺たち4人を育ててくれたから、金がないことの苦労と情けなさは骨の髄までわかっているつもりだ。
オヤジとして、子供の人生の選択肢を金銭的な理由で奪ってしまうことほど、惨めなことはないよな。
生活に余裕がなくなれば、妻の顔から笑顔が消え、家庭内の空気も静かに冷えていく。
誰のせいでもない。ただ「会社を信じて何もしなかった」というだけで、そんな息の詰まるような毎日が続くだろう。
老後はもっと残酷だぜ。
退職金は年々目減りしているし、年金だけでまともな生活が成り立つ時代じゃない。
定年を迎えても、身体に鞭打って働き続けなきゃ生きていけない。
かつての部下や、自分の子供より若い連中に顎で使われながら、安い賃金で小銭を稼ぐ。
現役時代に投資から目を背け、会社という一本の綱にぶら下がり続けた人間の行き着く先がこれだ。
だからこそ、俺は毎日こうして発信している。
動くなら、早く動いた方がいい。
人間ってのはな、時間が経てば経つほど、老いれば老いるほど動けなくなる生き物だ。
背負うものが増え、無駄なプライドばかりが肥大化し、新しいことを始めるのがひどく億劫になる。
そして何より恐ろしいのは、年を取ってからコケた時に、もう立ち上がるための時間も気力も残っていないということだ。
若いうちの失敗なら、いくらでもかすり傷で済むし、軌道修正できる。
だが、動けない年齢になってからの致命傷は、本当に人生を詰ませるんだぜ。
時間は有限だ。
俺の人生も、お前らの人生も、確実に終わりに向かって砂時計の砂が落ち続けている。
「あの時、少しでも投資の勉強をしておけば」
「あの時、一歩踏み出していれば」
そんな後悔を抱えて、先の見えない不安にため息をつきながら老いていくのか?
やらないで後悔する人生は山ほどあるが、やって後悔する人生なんて案外ないもんだぜ。
会社に、社会に、自分の人生の主導権を握らせるな。
政治がどうとか躍起になる前に、自分の頭で考え、自分の足で立て。
今日という日が、お前らの残りの人生で一番若い日だ。
現実から目を背けず、静かに、力強く踏み出せ。
Good luck🐯
